ひとくちにシンナーと言っても、市販されているうすめ液には主に2つの系統があり、危険性の度合いが異なります。
1つ目はラッカーうすめ液廃棄方法で特に警戒が必要な「強溶剤(ラッカーシンナー)」です。引火点はマイナス数度〜10度前後と極めて低く、真冬の常温環境であっても常に可燃性蒸気を放出し続けています。静電気のパチッとした火花だけでも一瞬で着火するため、危険物シンナー処分注意点のなかでも最高レベルの警戒が必要です。
2つ目は「塗料用シンナー(ペイントうすめ液/弱溶剤)」で、主に油性マジックや油性ペンキの希釈に使われます。引火点は40℃前後とラッカー系よりは高めですが、それでも夏場の直射日光下や締め切った室内では容易に危険濃度に達します。
いずれのタイプであっても、余ったシンナー油処理を行う際は、以下の「3大安全原則」を徹底してください。
- 静電気対策:作業時は化学繊維の服を避け、綿100%の衣服を着用する。
- 換気と防護:屋外で行い、有機溶剤対応マスクや耐溶剤手袋(ポリエチレン等)を装着する。
- 火気厳禁:半径5メートル以内でタバコ、給湯器の種火、静電気の発生源を完全に排除する。