デビュー後、着実に人気を確立していった彼女の運命を決定づけたのが、1978年にリリースされた7作目のシングル『夏のお嬢さん』だ。「L・O・V・E チュッチュッ!」というフレーズと、可憐でエネルギッシュなパフォーマンスは、日本中のテレビ画面を瞬く間に席巻した。
実は、このフレーズや振り付けには当時の制作陣による緻密な仕掛けと、彼女自身の度胸が詰まっていた。当初はあまりのポップさに少し照れもあったというが、本番で見せた堂々たる弾ける歌唱と可愛らしい手振りが爆発的な流行を生む。子どもからお年寄りまで日本中で口ずさまれる社会現象となり、彼女の代名詞として長く愛される楽曲となった。