作中で玉木が演じたのは、インパクト抜群のアフロヘアーがトレードマークの佐藤勝正役だ。ハンサムな顔立ちでありながら、どこか抜けていて愛嬌のあるキャラクターを全力で体現。学園祭でのシンクロ公演直前、思わぬ事故で自慢のアフロヘアーが燃えてしまい丸刈りになるという衝撃の名シーンは、劇場を爆笑の渦に巻き込んだ。
この「ハンサムなのに泥臭いコメディも全力でこなせる」というギャップこそが、後に幅広い役柄を演じ分ける俳優・玉木宏の土台となった。二枚目役に安住せず、身体を張って役になりきる精神は、この『ウォーターボーイズ』の現場で培われたと言っても過言ではない。