最大瞬間風速65メートルという数値は、単なる強風の域を完全に脱している。木々がなぎ倒されるだけでなく、一般的な木造住宅の外壁が剥がれ落ち、屋外に置かれた物置やカーポートの屋根が容易に吹き飛ぶレベルだ。過去の猛烈な台風被害では、走行中のトラックが横転したり、電柱が何本も連続して折損する事例が相次いだ。
特に都市部においては、ビル風が合わさることで突風化し、看板や飛散物がガラス窓を突き破る二次災害の危険が高まる。飛来物によって電線が寸断されれば、数日間にわたる広域停電は避けられない。暴風域に入る前の段階で、屋外の飛散物を室内へ片付け、雨戸やシャッターを確実に閉める防護策が求められる。