SNS全盛の時代において、芸能人が自身の生活や家族をリアルタイムで発信することは珍しくなくなった。しかし、彼らは一貫してプライベートの切り売りを拒み続けている。この古風とも言える美学が、逆にファンの深い信頼を生んでいる。
ファンの間でも「二人のプライベートは温かく見守るべき」という暗黙の了解が形成されており、ステージ上の表現と日常を明確に分けるスタイルが肯定的に受け止められているのだ。魅せるべきアートと守るべき家族を厳格に区別する態度こそ、プロフェッショナルとしての誇りである。
浮き沈みの激しいエンターテインメント業界において、四半世紀近くにわたり静かで強固な家庭を維持し続けることは決して容易ではない。二人が示す「公私分かつ美学」は、若手アーティストやタレントにとっても一つの理想的なモデルケースとなっている。