モラロジーの理念を教育の現場で具現化しているのが、千葉県柏市に本部を置く学校法人廣池学園である。その中核である麗澤大学は、小規模ながらも独自の学問的カラーを保ち続け、多くの論客や教育者を輩出してきた。
特に近年、メディアや論壇で注目を集める保守派の研究者が麗澤大学の教壇に立つケースが目立つ。伝統的な家族観や国家観を重視する姿勢から、日本会議などの保守系組織と方向性を一にする知識人との人的・思想的交差もしばしば指摘される。麗澤大学は単なる一私立大学の枠を超え、現代日本の保守言論を支えるひとつの重要な知の拠点として機能している。