現在巻き起こっている世界的なブームの背景には、若年層を中心とした昭和レトロカルチャーへの強い憧憬がある。日本の高度経済成長期特有の温もりやアナログなクラフトマンシップが、デジタルネイティブ世代には極めて新鮮でエモーショナルなものとして映るのだ。
特にヨーロッパでは、70年代から80年代にかけて現地で育った親世代が自身の子供へと買い与える「世代間ループ」が定着している。さらに、近年のY2K(2000年代)ファッショントレンドと相まって、バッグやベルトループに大ぶりのマスコットを大胆に付けるスタイルがアジア圏のZ世代の間で大流行。ノスタルジーと最新トレンドが絶妙にブレンドされた結果、唯一無二のファッションピースとしての地位を確立した。