「観光ガイドには載っていない、地元民だけが通い詰める名店はどこか」。その答えは、幹線道路から一本入った住宅街や緑豊かな郊外の集落に隠されている。近年、古民家や使われなくなった農機具小屋をスタイリッシュに改装した隠れ家カフェが急増。自家菜園の無農薬野菜や地元の朝採れ卵をふんだんに使ったワンプレートランチは、舌の肥えた近隣住民たちの憩いの場となっている。
さらに圧巻なのが、路地裏に佇む割烹や小料理屋が昼限定で提供する定食類だ。夜は格式高いコースを振る舞う店主が、ランチタイムには採算度外視で提供する日替わり御膳。三河湾で水揚げされた鮮魚のお造りに、丁寧に出汁を引いた椀物、羽釜で炊き上げた艶やかな白米。ネットのまとめ記事では決して上位に出てこないこうした名店こそ、豊川が誇る真の美食の底力と言える。