なぜ各国の連盟がここまで世界ランキングの1ポイントに執着するのか。その理由は、主要国際大会の出場権獲得条件および組み合わせシード権が、FIVBランキングと完全に直結しているからです。
現在、オリンピック出場枠の選考システムでは、大陸予選や世界予選の枠組みに加え、「各大陸最上位枠」および「予選未通過国の中での世界ランキング上位枠」が決定打となります。予選で出場権を逃したとしても、世界ランキング上位をキープしていれば救済措置として五輪切符を手にできる仕組みです。
さらに見逃せないのが、バレーボール世界選手権や五輪本大会でのプール分け(シード順位)です。世界ランキング上位4カ国に入っていれば第1シードとして別々のプールに振り分けられ、予選ラウンドで最強クラスの強豪国と同組になるリスクを回避できます。逆にランキングが8位前後に落ちると、予選グループから「死の組」に組み込まれる確率が跳ね上がります。メダル獲得へのロードマップを描く上で、平時のランキングを1つでも上げておくことは死活問題なのです。