足場の安全性を担保するため、労働安全衛生規則(安衛則)第570条では足場の種類ごとに壁つなぎおよび控えの設置間隔を数値で明確に義務付けています。2026年最新足場安全対策基準の現場運用においても、この法定基準は「下回ってはならない絶対的な下限値」として厳格に運用されています。
足場のタイプによって許容される間隔(スパン)は大きく異なります。枠組足場に比べて部材の剛性が劣る単管足場やくさび緊結式足場では、より狭いピッチでの緊結が求められます。
ここで注意しなければならないのは、上記の数値はあくまで「無風かつシート類を取り付けていない標準状態」を前提とした最低限の法定基準である点です。防音シートやメッシュシートを張る現場では受風圧が跳ね上がるため、仮設工業会の技術基準に基づき、枠組足場であっても「垂直5.4m・水平5.4m」以下に補強する設計が実務上のスタンダードとなっています。