日馬富士の多才さを物語るもう一つの側面が、プロ顔負けの「絵画」の才能です。現役時代から絵筆を握り、心象風景やモンゴルの雄大な自然、富士山などを力強いタッチで描き続けてきました。
日本国内で開催された個展では、展示作品がチャリティーオークションにかけられ、高額で落札された収益は心臓病を患うモンゴルの子どもたちへの医療支援に全額寄付されました。美術評論家からも「土俵上の鋭敏な感覚がキャンバス上の色彩構成に直結している」と高い評価を得ています。
こうした精力的な活動の根底には、温かい家族の支えがあります。2010年に結婚した妻(夫人)のバトトゥール・ムンフジャルガルさんは、モンゴルの名門大学を卒業した知性派で、日馬富士の教育事業や社会貢献活動を実務面から支えています。成長した子どもたちも国際色豊かな環境で学んでおり、家族一丸となって日モ両国の架け橋となる活動を展開しています。