宮古島の豊かな自然環境は、大野にとって最大の創作の源泉となっている。都会の喧騒や絶え間ないフラッシュから遠く離れ、波の音を聞きながら過ごす日々。島内での彼は至って気さくで、地元の飲食店や港で見せる笑顔には何らの飾る部分もない。
ビジネスパートナーとともに手がけるリゾート事業も、利益追求だけを目的としたものではなく、島のアートシーンや自然との共生を意識した息の長い取り組みだ。ものづくりに対して妥協を許さない性格はリゾート開発においても健在であり、空間全体の色彩や木材の選定に至るまで、彼特有の美学が見え隠れしている。