デビュー直後からトップアイドルへと駆け上がった松田聖子と、既に歌謡界の至宝として君臨していた郷ひろみ。二人の急接近は、当時の日本中を熱狂させた。メディアの狂乱は過熱を極め、連日のようにスポーツ紙や週刊誌の一面を飾った。連日連夜、カメラマンが二人を追いかけ、街中がその恋の行方に一喜一憂したのだ。
当時、トップスター同士のオープンな交際は極めて異例だった。しかし、二人が漂わせる華やかなオーラとまっすぐな情熱は、ファンの間でも半ば公認のカップルとして温かく受け止められていく。過密なスケジュールを縫って育まれた愛は、まさに時代のアイコン同士にふさわしい光を放っていた。