クラシック音楽界の名門家系に生まれ、ベルリン芸術大学やジュリアード音楽院で研鑚を積んだティロ・フェヒナー氏。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のビオラ奏者として、世界各地のコンサートホールで観客を魅了し続けるトップクラスの音楽家だ。
だが、ステージを降りた一人の男性としての彼は、極めて気さくで温厚な人柄で知られている。趣味の登山やサイクリングで自然と戯れ、妻である中谷美紀の健康や仕事を常に気遣う。彼女が撮影のために長期で日本に滞在する際にも、深い理解を示し、温かな眼差しで送り出してくれるという。
一流の演奏家としてのストイックな姿勢と、家庭で見せる大らかな包容力。異国での生活に飛び込んだ妻を優しく支え続ける彼の存在が、彼女が自分らしくあり続けるための大きな支えとなっている。