ノーザンホースパーク完全取材!引退名馬の現在と2026最新見どころ

ノーザンホースパーク完全取材!引退名馬の現在と2026最新見どころ

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ノーザンホースパークを語る上で欠かせないのが、引退名馬たちの現在の様子です。なかでも象徴的な存在が、希代の三冠馬ディープインパクトの母であり、日本競馬史における偉大な母祖ウインドインハーヘアです。

1991年生まれのウインドインハーヘアは、サラブレッドとしては奇跡的ともいえる長寿を誇り、2026年現在もスタッフの手厚いケアを受けながら元気に暮らしています。彼女が放牧場に姿を現す時間帯には、全国から集まった熱心なオールドファンが静かにカメラを構え、その気品ある佇まいに息を呑みます。現地スタッフへの取材によると、日々の健康管理は徹底されており、天候や体調に合わせた放牧スケジュールの微調整が日々欠かさず行われています。

さらに世界的なニュースとして記憶に新しいのが、香港の英雄であり生涯獲得賞金世界一(約1億6700万香港ドル/約31億円超)を記録したゴールデンシックスティ(Golden Sixty)の繋養です。2024年9月に馬主のスタンレー・チャン氏より「引退後は日本のノーザンホースパークで余生を過ごす」と正式発表された際、世界の競馬サークルに大きな激震が走りました。

国際的スーパースターの受け入れは、同園の管理技術と環境が世界トップクラスであることを証明する象徴的な出来事でした。激闘の香港スプリント路線・マイル路線を駆け抜けた王者が、北の大地で四季の移ろいを感じながら過ごす姿を一目見ようと、現在では香港をはじめとするアジア圏からの旅行者が急増しています。

園内にはほかにも、かつて重賞戦線を賑わせた名馬たちが「きゅう舎」エリアで穏やかに暮らしています。ただし、見学にあたっては「大声を出さない」「フラッシュ撮影の禁止」「許可された場所以外で手を出さない」という厳格なルールが敷かれています。馬のメンタルと安全を最優先にするこの姿勢こそが、長きにわたり名馬たちが健やかに生き続ける秘訣と言えます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。