家庭の常備薬として並ぶワセリン製剤ですが、製品によって精製度に明確な違いがあります。店頭でよく見かける白色ワセリンプロペト違いを正しく知ることは、肌トラブルを防ぐ上で重要です。
ワセリンは石油を高純度に精製した鉱物油由来の保湿剤です。精製度が低い順に「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」とランク付けされます。一般的な日本薬局方の白色ワセリンも十分に低刺激ですが、微量の不純物が残存しています。これに対し、白色ワセリンからさらに不純物を極限まで取り除き、眼科用軟膏の基剤としても認可されているのが「プロペト」です。
特に皮膚が成人の半分の薄さしかない子供やけどワセリン対処法においては、アレルギー反応やかぶれ(接触皮膚炎)のリスクを避けるため、プロペトやサンホワイトなどの高精製度ワセリンを選ぶのが推奨されます。また、子供は成人に比べて体温調節機能が未熟なため、広範囲を長時間氷水で冷やすと急激な低体温症を引き起こす危険があります。流水で冷やしながらも体全体の保温に配慮し、速やかに小児科や皮膚科へ連れて行く配慮が求められます。
なお、ドラッグストアで購入できるやけど市販薬おすすめとしては、軽度の赤みに対しては殺菌・組織修復成分を含む外用薬軟膏や、医療用にも使われるハイドロコロイド素材の創傷被覆絆創膏が挙げられます。しかし、これらも受傷直後の熱がこもっている状態や、すでに感染が疑われる傷口には使えません。