家庭で子どもの体格を評価する際、成人のメタボリック判定で使われるBMI(体格指数)をそのまま当てはめるのは不適切です。小中学生の体型バランスを評価する指標としては、古くからローレル指数計算方法が広く知られています。
計算式は以下の通りです。
ローレル指数 = 体重(kg) ÷ 身長(cm)3 × 107
例えば「身長138cm・体重33kg」の小学4年生女子の場合、33 ÷ (138 × 138 × 138) × 10,000,000 ≒ 125.5 と算出されます。児童生徒の標準範囲は概ね115〜145と定義されており、125前後であれば理想的な身長と体重のバランス適正値を保っていると判断できます。
一方、現在の学校健康診断の肥満傾向児判定では、ローレル指数よりも精緻な「性別・年齢別・身長別標準体重」を用いた肥満度計算式が標準採用されています。
肥満度(%) = [ (実測体重 − 身長別標準体重) ÷ 身長別標準体重 ] × 100
この算出値が+20%以上で「肥満傾向児」、−20%以下で「痩身傾向児」と判定されます。学校からの健康診断票に「肥満傾向」と記載されて驚くケースがありますが、これは病気を示唆する診断名ではなく、発育段階における集団スクリーニングの一環に過ぎません。まずは実測数値と身長との対比を冷静に確認することが大切です。