いかりや長介さんが最期に遺した言葉や私記には、周囲への感謝と責任感が凝縮されていました。病床で記されたメモには、関係者やファンに対する謝意とともに、「一足先に失礼します」といういかりやさんらしい洒脱で潔い言葉が遺されていたと伝えられています。
いかりやさんのリーダーシップは、現代の組織論やマネジメントの観点からも極めて高く評価されています。その特徴は以下の3点に集約されます。
- 全責任を一人で背負う覚悟:舞台のセット崩壊や生放送のアクシデント時も、決して他人のせいにせず前面に立って現場を統率した。
- 個性を活かす采配力:加藤茶さんの瞬発力や志村けんさんの独創性を最大限に引き出すため、自身は強烈な「受け手(怒られ役・ツッコミ)」に徹した。
- 妥協なきディテールへのこだわり:0.1秒のタイミングや大道具の強度に至るまで徹底的に計算し尽くしたコント作りを実践した。