ポケモンの都市伝説を語る上で避けて通れないのが、初代カントー地方に登場するシオンタウンです。ポケモンタワーで遭遇する正体不明の「ゆうれい」や、母親ガラガラの悲劇的な死など、公式ストーリー自体が極めて重いテーマを扱っていました。
このシオンタウンにまつわる代表的な噂が、「特定の周波数を含んだBGMを聴いた子どもたちが体調不良を訴えた」という怪談(通称:ラベンダータウン症候群)です。海外フォーラムを中心に拡散されたこの噂ですが、結論から言えば完全なフィクションであり、医学的・報道的な根拠は一切存在しません。初代ゲームボーイの音源チップ(PSG音源)が発する独特の不協和音と高音域が、プレイヤーの不安感を煽った結果生まれた創作と判明しています。
一方で、初代ポケモンの没データに関する検証では、製品版には登場しないモンスターのグラフィックや未使用テキストが実際に確認されています。これらの未公開データがROM解析によって白日の下に晒された際、開発段階の試行錯誤が「隠された呪いのデータ」として尾ひれをつけて語り継がれた背景があります。