SNSや大手旅行比較サイトの投稿を分析すると、登別マリンパークニクスに対して「外観はお城なのに中身はハイレベルな水族館」「どこかノスタルジックで落ち着く」といった称賛がある反面、「昭和・平成の香りが残る」「入園料がやや強気に感じる」というシビアな意見も散見されます。
しかし、こうした二面性こそが同パークのユニークな個性です。現地調査で明らかになったのは、派手なデジタルプロジェクションマッピングだけに頼る都市型水族館とは一線を画す、「生物との圧倒的な距離の近さ」と「北欧ルネサンス建築の重厚な世界観」という確固たる強みでした。中核をなす「ニクス城」は、デンマークに実在する名城「イーエスコー城(Egeskov Castle)」を忠実に再現した本格派で、館内には4階吹き抜けの大水槽や、頭上をサメやエイが悠然と泳ぐ水中トンネルが広がっています。
近年ではインバウンド需要の回復と相まって、欧米・アジア圏の旅行者からも「登別駅から徒歩数分でアクセスできる奇跡的なロケーション」として再評価が進んでいます。単なる温泉街の立ち寄りスポットではなく、独立した観光目的地としての実力をしっかりと備えているのが真相です。