スイスの農村工芸に端を発し、北海道八雲町の農民たちの冬の手仕事として芽吹いた木彫りの熊。アイヌ彫刻家の卓越した技術と出会い、昭和の観光ブームの荒波を経て、いま再び「用の美」を宿すフォークアートとして世界的な評価を取り戻しています。
かつて日本の多くの家庭がこの熊を迎え入れた背景には、厳しい自然を生き抜く野生動物への畏敬と、旅の思い出を形に残したいという素朴な祈りがありました。もし実家の片隅に眠る木彫り熊を見かけたら、ぜひ一度手に取ってその彫り跡や表情を確かめてみてください。そこには、100年の歴史が紡ぎ出した名もなき日本の手仕事の美学が、確かに息づいています。 (出典: 木彫り の 熊(Yahoo!ニュース))
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