初夏の鎌倉を象徴する光景といえば、境内の傾斜地に広がるあじさい(紫陽花)の群生だ。長谷寺の「眺望散策路」には40種類以上、2,000株を超えるあじさいが咲き乱れ、青や紫、ピンクのグラデーションが斜面全体を華やかに彩る。
大混雑が予想される見頃の時期、ストレスなく花を愛でるための穴場ルートが存在する。通常の順路に従うだけでなく、散策路の入り口付近で立ち止まらず、一気に上層の展望台まで登り切ってから下りながら鑑賞していく逆回り的な動線意識が効果的だ。眼下に広がる由比ヶ浜の青い海と、手前に咲き誇る紫陽花のコントラストは、ここでしか味わえない圧巻の美しさを誇る。