ジェット風船応援を巡っては、インターネット上やファンの間でいくつかの誤解や都市伝説が囁かれています。ここでは取材データに基づき、押さえておくべき2つの盲点を是正します。
第一の誤解は、「ジェット風船の発祥は阪神タイガースである」という言説です。熱狂的なイメージから阪神が元祖と思われがちですが、球界の定説および各種記録によると、ジェット風船応援の発祥球団は広島東洋カープとされています。1978年、福岡の平和台球場で行われた対クラウンライター戦において、一部のカープファンが紙風船やゴム風船を飛ばしたことが起源と記録されています。それを1985年の猛虎フィーバーの際に阪神ファンが取り入れ、甲子園球場全体を埋め尽くす大規模な集団応援へと昇華させたことで、国民的な知名度を獲得したという歴史的背景があります。
第二の誤解は、「昔買ったジェット風船や、市販の風船なら持ち込んで使ってもよいのではないか」という思い込みです。結論から申し上げますと、過去に購入した口吹き専用の旧型風船や、100円ショップ等で販売されている市販風船の持ち込み・使用は厳格に禁止されています。球団公認の専用ノズル形状に合致しない風船は破裂事故の原因となるほか、スタジアムの安全規定違反として係員による回収・注意の対象となります。必ず現行の球団公認グッズを使用してください。