牛ミスジとはどこの部位?幻の希少肉と呼ばれる理由とプロ直伝の焼き方

牛ミスジとはどこの部位?幻の希少肉と呼ばれる理由とプロ直伝の焼き方

牛ミスジとはどこの部位?幻の希少肉と呼ばれる理由とプロ直伝の焼き方とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

ウェブ上の掲示板やSNSでは、「ミスジ=筋っぽくて硬い」「脂が多すぎて胃もたれする」といった誤解が独り歩きしているケースがあります。しかし、これらのネガティブな印象には明確な理由が存在します。

まず「硬い」と感じる原因の多くは、輸入牛(グレインフェッドやグラスフェッド)の未熟成肉を厚切りのまま強火で急速加熱した場合に起こります。輸入牛のミスジは和牛に比べて筋肉が発達しており筋膜が強固なため、適切なスジ引きや筋切り処理を行わずに焼くと、筋が収縮して身を硬く引き締めてしまいます。これに対し、和牛ミスジ値段相場で取引される国産黒毛和牛は、遺伝的にも脂肪交雑が細かく筋膜自体が薄いため、硬さを感じることは極めて稀です。

また「脂っこい」という懸念についても、バラ肉のような融点の高い脂とは異なり、ミスジに含まれる脂質は不飽和脂肪酸(オレイン酸など)の比率が高い傾向にあります。人肌程度の温度で溶け出すため、口の中にギトギトした油膜が残りにくく、見た目のサシの多さからは想像できないほどキレの良い後味を誇ります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。