ジャガイモの花は摘むべき?放置の真相と緑の実の危険性を徹底解説

ジャガイモの花は摘むべき?放置の真相と緑の実の危険性を徹底解説

ジャガイモの花は摘むべき?放置の真相と緑の実の危険性を徹底解説とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

初夏の畑を観察していると、花が散ったあとに直径2〜3センチメートルほどの青い球体が生長しているのを見かけることがあります。ネット上でも「ジャガイモの木にプチトマトができた」「新種の野菜か」と驚く投稿が散見されますが、これこそがジャガイモのトマトに似た実(果実)です。ジャガイモとトマトは同じナス科ナス属に属する近縁種であり、果実の構造が酷似するのは生物学的に極めて自然な現象です。

注意しなければならないのは、この実の安全性です。結論として、この果実にはジャガイモの実ソラニン毒性が極めて高濃度で濃縮されており、絶対に食べてはなりません。農林水産省や公的衛生機関の警告データによると、ジャガイモに含まれるステロイドグリコアルカロイド(α-ソラニンおよびα-チャコニン)は、光に当たって緑化した芋の皮や芽に多く含まれることで知られています。しかし、地上にできた果実には、可食部の芋の数百倍、時には致死量に近い濃度のソラニン類が蓄積されています。

人間が誤って口にした場合、わずかな量でも激しい嘔吐、下痢、腹痛、めまい、頭痛、重篤な場合には呼吸困難や意識障害を引き起こします。特に家庭菜園では、子どもが「ミニトマトが実った」と勘違いして口に放り込んでしまう事故が毎年のように報告されています。もし株に緑の実が形成された場合は、見つけ次第ハサミで切り落とし、子どもの手の届かない場所に速やかに廃棄する処置をとるのが鉄則です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。