「追熟を待てずに切ってしまった」「品種自体の酸味が強すぎた」という場合でも、諦める必要はありません。プラムは熱を加えることで酸味がまろやかな旨味へと変わり、果肉から美しいルビー色の色素が溶け出します。
最も手軽で失敗しないのが、プラムの簡単コンポートです。種を取って半分に切ったプラム(約3〜4個分)に対し、水100ml、砂糖40〜50g、レモン果汁小さじ1を小鍋に入れて中火にかけます。沸騰したら弱火にして落とし蓋をし、5〜7分ほどコトコト煮るだけで完成します。粗熱を取って冷蔵庫で一晩冷やすと、透き通るような美しい赤色のシロップ漬けになり、ヨーグルトやバニラアイスとの相性は抜群です。
大量消費したいときには、自家製プラムジャムが威力を発揮します。プラムは天然のペクチンが豊富に含まれているため、特別な凝固剤を使わなくても自然なとろみがつきます。ざく切りにしたプラムの重量に対して30〜40%の砂糖をまぶして30分置き、水分が染み出してきたら強火で一気に煮詰めます。皮ごと煮込むことで鮮烈な深紅のジャムに仕上がり、トーストだけでなく肉料理のソースとしても重宝します。
また、料理好きな人には、薄切りにした完熟プラムと水切りモッツァレラチーズを合わせ、オリーブオイルと粗挽き黒胡椒、少量の塩で仕上げる「プラムとチーズのカプレーゼ」も大人の前菜として格別の味わいです。