パリのコートでユニフォームを脱いだ古賀紗理那。彼女の決断は、多くのファンに惜しまれつつも、非常に前向きなものとして受け入れられた。現役時代の重圧から解放された彼女は今、バレーボールの普及活動やメディア出演など、多方面で瑞々しい才能を発揮している。その表情は現役時代よりも柔らかく、しかし勝負師としての鋭い眼差しは失われていない。
一方の西田有志は、その左腕にさらなる磨きをかけている。妻の引退という人生の節目を経て、彼のプレーには精神的な落ち着きと、これまで以上の力強さが同居するようになった。コート上で雄叫びを上げる熱さはそのままに、ゲームの流れを読む冷静さが加わったのは、家庭という絶対的な安心感があるからに他ならない。