香川県から上京し、俳優としての第一歩を模索していた当時の要潤。彼にとって『アギト』のオーディションは、まさに人生を賭けた大勝負だった。当時の制作スタッフは、彼の端正なルックスの奥にある「どこか放っておけない素朴さ」を見抜いていたという。
後に「うどん県」の副知事キャラクターとしても地元・香川を大いに盛り上げることになる彼だが、その愛されるキャラクター性の原点は、やはり氷川誠の「極度の不器用さ(豆腐を掴めないなど)」にあったのかもしれない。クールな外見と愛らしい内面のギャップは、このデビュー作で既に確立されていた。