消滅の危機にある苗字を守るため、テクノロジーを用いた新しいアプローチも始まっている。大学の研究機関や有志のエンジニアたちが協力し、全国の珍しい苗字とその由来、発祥の地をGPSデータと紐づけて記録する「デジタル・ネーム・アーカイブ」の構築が2026年現在、急速に進められている。
このプロジェクトでは、当事者からの聞き取り調査や古文書の解析を行い、単なる文字データとしてだけでなく、その苗字が生まれた背景にあるストーリーも一緒に保存する。たとえ物理的にその苗字を名乗る人がいなくなってしまったとしても、日本の文化遺産としてデジタル空間に永久に刻み込もうという試みだ。