グランドスタッフはやめたほうがいい?激務と給与の現実を独自追跡

グランドスタッフはやめたほうがいい?激務と給与の現実を独自追跡

グランドスタッフはやめたほうがいい?激務と給与の現実を独自追跡に関する主要な事実を丁寧にまとめました。最新データをご確認ください。

華やかな世界観に憧れて門を叩いた若者を最も残酷に打ちのめすのが、「待遇面の厳しさ」です。業界内では長年グランドスタッフ給料安いという問題が指摘され続けてきましたが、各社が賃上げを進める2026年時点においても、依然として全産業平均を下回る水準にとどまるケースが散見されます。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」や航空関連受託各社の採用情報・有価証券報告書データをもとに、現場の待遇と離職の実態を比較検証してみましょう。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価初任給(基本給)約19万〜22万円(手取り約15万〜17万円)大卒平均:約22万〜24万円早朝深夜手当が含まれても一人暮らしでは貯金が難しい水準。グランドスタッフ年収の現実(20代)約280万〜350万円(賞与含む)民間企業平均:約360万〜420万円昇給スピードが極めて緩やかで、役職就任前での頭打ち感が強い。グランドスタッフ離職率(入社3年以内)推定30%〜45%前後(受託会社・拠点による)全産業平均:約31%〜32%同期入社組が3年目で半数近く姿を消す職場も珍しくない。勤務時間・拘束形態変形労働時間制(早朝4時台出勤〜深夜24時超)固定時間制(9:00〜18:00等)体内時計の狂いによる自律神経失調や体調不良のリスクが高い。

客室乗務員(CA)がフライトごとの乗務手当や滞在手当によって比較的まとまった額を得られるのに対し、地上に留まるグランドスタッフには乗務手当がつきません。多くの会社で基本給そのものが低く抑えられており、都心部の空港近隣に住むための家賃負担が重くのしかかります。どれだけ語学を駆使して奮闘しても生活が潤わないという現実は、多くのスタッフから将来設計への希望を奪っていきます。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。