ネット掲示板やSNS上には、「鋼の錬金術師 raw」を閲覧しようとした結果、深刻なトラブルに巻き込まれたユーザーの悲鳴が生々しく記録されています。編集部が独自に調査・検証した代表的な事例と、現場で起きているデジタル被害の実態を取り上げます。
「無料サイトでハガレンの最終回付近を読んでいたら、突然警告音が鳴り響き、『端末がウイルスに感染しました』という偽の警告画面から動かなくなった」(20代男性・SNS投稿より)
「zipファイルを解凍した途端、PCのファンが異様な音を立てて回り始め、タスクマネージャーを確認すると見知らぬプロセスがCPU使用率を98%占有していた。結果としてOSの初期化を余儀なくされた」(30代男性・質問掲示板より)
こうしたトラブルの多くは、閲覧者の恐怖心を煽って不正なセキュリティアプリやVPNアプリを有料契約させる「スケアウェア(恐怖訴求詐欺)」、あるいは端末の計算リソースを勝手に略奪する不正プログラムによるものです。特にスマートフォンにおいては、カレンダーアプリに身に覚えのない不審な通知が大量に登録され、フィッシングサイトへ誘導される事例が急増しています。
「タダで名作を読みたい」という軽微な動機が、最終的にはスマートフォンの修理費用や初期化の手間、最悪の場合は個人情報の流出という莫大な代償を支払う結果につながっています。作中でエドワード・エルリックが身をもって知った「等価交換の原則」の通り、対価を払わずに手に入れた無料データには、あまりにも重い隠された負債が付随しているのが現実です。