「世界最大のコウモリ」のスケールをよりリアルに実感するために、私たちが暮らす日本の固有種と比較してみましょう。日本国内にも、南西諸島や小笠原諸島にオオコウモリの仲間が生息しています。
日本最大のコウモリとして知られるのは、国の天然記念物にも指定されているオガサワラオオコウモリや、沖縄本島から八重山諸島にかけて生息するクビワオオコウモリ(オリイオオコウモリなど)です。
これらの日本産オオコウモリは、翼開長がおよそ80〜100センチメートル前後、体重は400〜500グラム程度です。夜の沖縄の街路樹(フクギなど)で実を食べている姿を見かけることができ、本土のアブラコウモリを見慣れた目にはこれだけでも十分に巨大に映ります。しかし、翼開長1.7メートルに達するフィリピンオオコウモリは、日本のオガサワラオオコウモリと比較してもさらに一回りから二回り巨大であり、世界規格のスケールを際立たせています。