単なる便秘と侮れないのが、腸の通過障害を起こす器質的な疾患です。特に注意が必要なのが、腸管が何らかの原因で完全に塞がってしまう「イレウス(腸閉塞)」です。
見落としてはならない腸閉塞初期症状には以下のような特徴があります。
- 突然始まる周期的な激しいお腹の痛み(締め付けられるような激痛が数分おきに強まる)
- お腹が風船のようにパンパンに膨れ上がり、便だけでなくオナラ(ガス)が一回も出ない
- 激しい吐き気や、胃液・胆汁・便のような臭いのする嘔吐物を吐く
- 過去に開腹手術(盲腸、帝王切開、胆嚢摘出など)を受けた経験がある(癒着が原因になりやすい)
以下の兆候が見られる場合は、便秘激痛救急車の目安に該当します。我慢して市販薬を飲んだり様子を見たりせず、直ちに救急要請(119番)または夜間救急外来を受診してください。
【直ちに救急車を呼ぶべき緊急サイン】
・痛みのあまり自力で立ち上がれない、動けない
・冷や汗、顔面蒼白、脈拍の急上昇を伴う激痛
・嘔吐を繰り返し、水分摂取すら不可能な状態
・お腹全体が板のようにカチカチに硬くなっている(腹膜炎の疑い)
・38度以上の高熱や血便を伴っている