ネット上の情報やSNSでは、ぎっくり腰の英語表現に関して以下のような誤解や不正確な記述が散見されます。正しい知識でアップデートしておきましょう。
誤解1:「ぎっくり腰=Slipped disc」である
一部の翻訳アプリやブログで「ぎっくり腰=Slipped disc」と表示されることがありますが、これは医学的に厳密な誤りです。「Slipped disc」または「Herniated disc」は椎間板ヘルニアを指します。ぎっくり腰の多くは筋肉や筋膜、靭帯の急性捻挫(Lumbar sprain/strain)であり、必ずしも椎間板が脱出しているわけではありません。医師に自己申告で「I have a slipped disc」と伝えてしまうと、不要な精密検査や誤った投薬につながる恐れがあります。
誤解2:「魔女の一撃」と言えば世界中で通じる
前述の通り、この慣用句が文化的に根付いているのは中欧を中心とした一部言語圏のみです。多国籍な環境で「Witch's attack」などと言っても、「比喩表現としても聞いたことがない」と怪訝な顔をされるのが現実です。国際共通語としての英語環境では、情緒的な比喩を避け、客観的な状態描写(I strained my lower back)を行うのが鉄則です。