お盆期間中に供える団子は、日程ごとにその名称と込められた意味が明確に異なります。形式だけをなぞるのではなく、それぞれの由来を理解することで、日々の供養に深い納得感が生まれます。
8月13日(迎え盆)に供えるのが「迎え団子」です。長い旅路を経て現世へ帰ってくるご先祖様に対し、「長旅でお疲れ様でした」という労いとおもてなしの心を込めて用意します。長旅の渇きを癒やすため、甘いタレやみたらし餡を絡めた団子、あるいは喉越しの良い餡団子を供える風習が広く浸透しています。
8月14日〜15日(中日)には「供え団子(落ち着き団子・おちつき団子)」を供えます。ご先祖様が自宅に滞在し、家族とゆっくり過ごす期間であるため、落ち着いて味わってもらうための白団子、またはおはぎ(ぼたもち)、そうめんなどを日替わりでお供えするのが通例です。
そして8月16日(送り盆)に用意するのが「送り団子」です。あの世へと旅立つご先祖様への「お土産」や道中の弁当としての役割を持ちます。手荷物として持ち帰りやすいよう、味付けをしないシンプルな白い丸団子を供える地域が多く見られます。