現在招集されているサッカーポルトガル代表最新メンバーを俯瞰すると、1990年代後半から2000年代初頭のルイス・フィーゴやマヌエル・ルイ・コスタらを擁した時代を凌駕するほどの戦力密度を誇る。後方から最前線に至るまで、欧州4大リーグの首位争いをするクラブの主軸選手が名を連ねており、選手層の厚みにおいて世界屈指の陣容が整った。
公式発表資料および直近の招集傾向から、守備陣にはマンチェスター・シティのディフェンスリーダーであるルベン・ディアスを中心に、パリ・サンジェルマンで世界屈指の左サイドバックとして君臨するヌーノ・メンデス、バイエルン・ミュンヘンで対人守備の強さを発揮するジョアン・パリーニャらが強固なブロックを形成する。さらにゴールマウスには、FCポルトで抜群のセービング率と足元の技術を誇るディオゴ・コスタが絶対的守護神として君臨している。
ポルトガル代表FIFAランキングと強さの理由を紐解くと、特筆すべきは中盤から前線にかけての戦術的柔軟性だ。マンチェスター・ユナイテッドの主将として決定機を量産するブルーノ・フェルナンデスと、マンチェスター・シティで試合のリズムを支配するベルナルド・シウバが中盤に並び立ち、そこにパリ・サンジェルマンの俊英ヴィティーニャやジョアン・ネヴェスが絡む。ボール保持率で相手を圧倒しつつ、ラファエル・レオンの爆発的なスピードによる個の打開力を組み合わせられる点こそが、ポルトガルが国際舞台で安定して高勝率を叩き出せる根源である。