結論から明快にお伝えします。「弟」の書き順において、終盤の交差部分では「中央を突き抜ける縦棒が先(6画目)」で「左払いが最後(7画目)」です。
多くの大人が「左払いを先にサッと書いてから、最後に縦棒をズドンと引き下ろす」と思い込んでいますが、これは明らかな誤りです。文部科学省が定めた『学年別漢字配当表』に基づく小学校2年生漢字筆順指導、ならびに昭和33年に制定されて以来の規範となっている『筆順指導の手引き』においても、6画目が縦棒、7画目が払いであることが明確に定義されています。
混乱を完全に解消するために、1画目から7画目までの全行程を分解して確認していきましょう。近年教育現場で普及しているデジタル教科書の「弟筆順アニメーション」でも、以下のステップで厳密に運筆が描写されています。
【弟の書き順詳細まとめ(全7画)】
・1画目:上部左側の小さな「点」。左上から右下へ向けて短く打ち込みます。
・2画目:上部右側の短い「左払い」。1画目の点と向かい合うように、右上から左下へ払います(1〜2画目で「ソ」に似た上部の冠を形成)。
・3画目:中央の「弓」の1段目。横に引いてから左下へ鋭く折れます(横折れ)。
・4画目:中央の「弓」の2段目。短い水平の横線を引きます。
・5画目:中央の「弓」の3段目。横に引き、直角に折れて下へ進み、内側へ向けてキュッと跳ね上げます(横折れ曲がり・跳ね)。
・6画目:文字の中心を貫く「縦棒」。上部の冠の間から「弓」を垂直に突き抜け、まっすぐ下へ下ろして止めます。
・7画目:最後を締めくくる「左払い」。「弓」の折り返し付近から縦棒と交差し、左斜め下へ向けて伸びやかに払います。
この弟6画目縦棒払い順序さえ頭に焼き付けておけば、人前でホワイトボードに書く場面や、公的文書にペンで記入する際に迷うことは二度となくなります。