中学生編から10年の歳月が流れた『イナズマイレブンGO』において、24歳となった鬼道有人はどのような姿を見せたのでしょうか。ファンを驚かせたのは、そのスタイリッシュなビジュアルの変貌と、円熟味を増した立ち位置でした。
大人になった鬼道は、ドレッドヘアを後頭部で束ね、従来の小型ゴーグルからサイバーテイストのサングラス(バイザー)へとスタイルチェンジ。洗練されたロングコートを羽織る姿は、大人の色気と知性を漂わせています。かつてサッカー界を牛耳ろうとする管理組織「フィフスセクター」に対抗するため、響木正剛や円堂守とともに秘密組織「レジスタンス」の重要幹部として暗躍。一時的に雷門中の監督代理を務め、その後は母校である帝国学園の総帥(監督)に就任しました。
大人時代の鬼道が示した指導哲学は、かつて自身を苦しめた影山零治の恐怖政治とは対極にあります。選手一人ひとりの自主性と判断力を尊重し、徹底した戦術眼を授けながらも「ピッチの上で答えを出すのはお前たち自身だ」と背中を押す姿勢は、理想的な指導者像として描かれました。また、雷門中の教師およびサッカー部マネージャー顧問となった実妹・音無春奈との関係も良好であり、互いの立場を尊重しながら自然体で支え合う、健全な大人の兄妹関係を築き上げています。