なでしこの花言葉に潜む怖い噂の真相は?種類や育て方まで徹底解剖

なでしこの花言葉に潜む怖い噂の真相は?種類や育て方まで徹底解剖

なでしこの花言葉に潜む怖い噂の真相は?種類や育て方まで徹底解剖の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

なでしこ(撫子)という和名は、咲き誇る花の姿が愛児のように可憐であり、「撫でるように慈しみたい愛し子(撫でし子)」に見立てられたことに由来します。その記述は古く、日本最古の歌集である『万葉集』には、なでしこを詠んだ歌が26首も収載されています。

奈良時代の歌人・山上憶良が詠んだ「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」に続く旋頭歌において、萩や尾花、葛、藤袴、女郎花、朝貌(諸説あり)と並んで「撫子の花」が秋の七草のひとつに数えられました。春の七草が「無病息災を願って食べる薬草」であるのに対し、秋の七草は「花を愛でて季節の移ろいともののあわれを味わう鑑賞植物」として選ばれた歴史的経緯があります。

平安時代に入ると、中国から渡来した「唐撫子(カラナデシコ)」と、日本固有の在来種である「カワラナデシコ」が明確に区別されるようになります。この際、外来種に対して日本の風土に自生する可憐な原種を誇り高く呼称した言葉こそが「大和撫子(ヤマトナデシコ)」です。『枕草子』において清少納言が「草の花は撫子、唐のはさらなり、大和のもいとめでたし」と書き残していることからも、当時の貴族階級が外来種の華やかさを認めつつも、野に咲く在来種の清楚な佇まいに深い情緒を見出していた足跡が窺えます。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

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