ネット上の掲示板やSNSでは、毎年のように歴代司会者の比較が行われ、時に「歴代ワーストランキング」といった不名誉なまとめが作られることも珍しくありません。過去の事例を振り返ると、批判の対象となったケースには共通点があります。
典型的な例が、アーティストへの曲紹介を飛ばしてしまったり、台本の受け答えが噛み合わずに数秒間の沈黙が生まれた瞬間です。特に、生放送のプレッシャーに呑まれて極度の緊張が画面越しに伝わってしまった司会者は、視聴者から「進行トラブル」「放送事故一歩手前」と厳しい評価を受けがちでした。
一方で、歴代屈指の「上手い司会者」として語り継がれる人物たちも存在します。中居正広氏のような卓越したアドリブ力と臨機応変なトーク力を持つタレントや、綾瀬はるかさんのように多少のハプニングさえも自身のキャラクターと愛嬌で温かい空気に変えてしまう存在、さらには抜群の安定感と堂々たる立ち振る舞いで絶賛された橋本環奈さんなどは、視聴者から高い支持を集めました。技術的な巧拙だけでなく、「予期せぬトラブルを番組の魅力へ昇華できるかどうか」が名司会と迷司会の分水嶺となっています。