TVアニメ『Fate/Zero』の放送当時、大手掲示板「2ちゃんねる」の実況勢いランキングでは、雁夜が登場するエピソードが毎週のように上位を独占しました。当時社会現象となっていた『魔法少女まどか☆マギカ』の巴マミや美樹さやかに匹敵する「不憫枠・鬱展開の主役」として、アニメファンの注目を一身に集めたのです。
原作・キャラクターデザインを手掛けたTYPE-MOON代表の武内崇氏も、当時のオフィシャルインタビューにて「TVアニメ版を見ると、雁夜は主人公っぽく描かれているんですよね」と評しています。過酷な運命に立ち向かうダークヒーローとしての構図が視聴者の感情移入を誘い、雁夜が苦痛に悶えながら叫ぶシーンは、ファンの間で伝説的な名場面として刻まれました。
現在でもX(旧Twitter)や動画共有プラットフォームでは、「雁夜おじさん」「かりやおじさん」というワードが頻繁に引用されています。 「報われてほしかった最推しキャラ」としての真剣な考察投稿から、二次創作における「もしも平和な世界線で葵さんたちと暮らせていたら」というIFルートの創作、さらには不憫な目に遭うキャラクター全般を指すスラングとしての定着まで、コミュニティ内での生命力は衰える気配を見せていません。