『Matthew's Best Hit TV』の真骨頂は、普段バラエティ番組への露出が極めて少ない国内外のトップスターたちが出演し、マシューの独特なテンポと包容力によって素顔をさらけ出した点にあります。
特に伝説として語り継がれているのが、俳優・浅野忠信との共演エピソードです。クールで寡黙な実力派映画俳優というパブリックイメージを持っていた浅野忠信が番組に出演した際、マシューのハイテンションなペースに巻き込まれ、まさかの即興ダンスやギャグを披露。スタジオを大爆笑の渦に巻き込みました。浅野忠信自身も番組の大ファンであることを公言しており、この出演をきっかけに幅広い層へ親しみやすいキャラクターが浸透することになりました。
また、ソフィア・コッポラ監督の映画『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)には、マシュー南が劇中のテレビ番組司会者としてカメオ出演を果たしています。主演のビル・マーレイと英語交じりのハイテンションな掛け合いを見せるシーンは、海外の映画ファンの間でも大きな話題となり、ハリウッド映画に刻まれた日本のポップアイコンとしての地位を確固たるものにしました。