Q1:「姑息」を「卑怯」という意味で使うと間違いになりますか?辞書には載っていませんか?
A1:国語学的には明らかな誤用です。ただし近年の大型国語辞典の中には、誤用が広く浸透した実態を反映し、「俗に、卑怯なさま」として補足説明を併記するものが増えています。それでも本来の意味は「一時しのぎ」であり、公的な文章や改まった場での「卑怯」の意味での使用は依然として不適切とみなされます。
Q2:「姑息な人」の最も的確な言い換え表現は何ですか?
A2:本来の意味(一時しのぎをする人)で言い換えるなら「その場しのぎで責任を逃れる人」「場当たり的な対応ばかりする人」が適しています。もし「ずるい・卑劣な人」と言いたい場合は、「卑怯な人」「狡猾(こうかつ)な人」「不誠実な人」と言い換えるのが正確です。
Q3:なぜ「姑」という漢字が使われているのですか?嫁姑問題と関係がありますか?
A3:嫁姑の「姑(しゅうとめ)」とは直接の関係はありません。漢字の「姑」には元々「母方の祖母」や「夫の母」という意味のほかに、漢文の助字として「しばらく」「かりそめに」という意味を持っています。「姑息」における「姑」はこの「しばらく」という意味で使われています。