新幹線口広場は、一連の再開発事業によって「歩行者空間と車両動線の完全分離」を実現した機能的なレイアウトへと生まれ変わりました。かつてのように車道と歩行者が交差するストレスはなく、2階レベルの人工地盤(ペデストリアンデッキ)と1階のロータリーが明確に役割分担されています。
新幹線の改札口を出ると、正面には開放感あふれる中央ペデストリアンデッキが広がります。このデッキは単なる通路にとどまらず、ベンチや緑化スペースが配置された憩いの場となっており、北西に広がる「二葉の里」地区のオフィス・医療・ホテル群へも信号待ちなしで直結しています。
南北自由通路を通じて南口エリアとの行き来もシームレス化されており、新幹線を降りてから市内各地への乗り継ぎや目的地への移動にかかる時間は劇的に短縮されました。都市の景観美と移動のスムーズさを高い次元で両立させた点が、現在の広島駅新幹線口の大きな特徴です。