「アボカドは果物ですか?」という素朴な疑問に対する学術的・法的な回答は、明確に「果物」です。感覚的には野菜と思われがちですが、客観的な分類基準を照らし合わせるとその位置づけが浮き彫りになります。
アボカドの植物学上の分類を確認すると、被子植物クサスギカズラ目クスノキ科ワニナシ属に属する常緑高木です。木本性(樹木)植物の花が受粉し、子房が発達してできた果肉と種を持つ構造(液果)であるため、植物学的には完全に果実そのものです。原産地である中央アメリカでは、樹高が10〜20メートルにも達する大木に果実が実ります。
農林水産省における分類基準でも同様の判断が下されています。農水省の作目分類では以下のように定義されています。
- 野菜:1〜2年で収穫を終える草本植物(草)から収穫されるもの。
- 果樹(果物):2年以上栽培され、木本植物(樹木)に実をつけるもの。
木に実がなるアボカドは、リンゴやミカンと同じく「果樹」として扱われます。つまり、科学的見地からも行政の統計上も、アボカドが果物である点に疑いの余地はありません。