膨大なラインナップを誇る台湾料理 天和において、訪れたら一度は口にすべき名物料理がいくつか存在する。
筆頭に挙げられるのは、看板メニューである台湾ラーメンだ。澄んだ鶏ガラ醤油ベースのスープに、唐辛子とニンニクを効かせて炒めた豚挽肉、そしてたっぷりの生ニラが載る。名古屋発祥の台湾ラーメンの系譜を汲みつつも、辛さは鋭利すぎず、挽肉の旨味と脂のコクが太麺に力強く絡む。卓上のラー油や酢で味を調えながら食べ進めると、食欲が刺激され箸が止まらなくなる。
次いで圧倒的な注文率を誇るのが「鶏の唐揚げ」である。一般的な居酒屋で供される唐揚げの3倍から4倍はあろうかという塊が皿の上にゴロゴロと山を築く。下味がしっかり染み込んだ鶏もも肉は、高温の油で揚げられ外側はバリッとクリスピー、中は肉汁があふれるジューシーな仕上がりだ。添えられた特製の塩胡椒を少量つけて口に運べば、白米の最高のお供になる。
ほかにも、シャキシャキのキャベツと濃厚な甜麺醤が絡み合う回鍋肉(ホイコーロー)や、豆腐の芯まで熱が通った麻婆豆腐もリピート率が高い。強火の油通しを忠実に行う中華の王道技法が、どの皿からも存分に伝わってくる。