「お腹の中でボコボコと激しく暴れている」「夜になると胎動で眠れない」という声が急増するのが妊娠21週の特徴です。これには明確な生理的理由があります。子宮内の羊水量が約300ml〜400mlへと増え、胎児の筋肉や骨格が発達したことで、赤ちゃんが子宮の中で自由に手足を伸ばしたり、宙返りのように回転したりできるスペースが十分に確保されているためです。
一方で、「昨日まで活発だったのに、今日は胎動をあまり感じない」と焦ってしまう妊婦の方もいます。この時期に胎動を感じにくい主な原因には、以下のようなものが挙げられます。
・胎児の睡眠リズム:赤ちゃんは子宮内で約20分〜40分ごとの睡眠と覚醒のサイクルを繰り返しており、寝ている間は動きが落ち着きます。
・胎盤の位置関係:胎盤がお腹側(前壁)にある「前壁胎盤」の場合、胎児のキックの衝撃が胎盤に吸収され、お腹の表面に伝わりにくくなります。
・胎児の向き:手足がママの背中側を向いていると、内臓側に衝撃が逃げるため胎動を自覚しにくくなります。
ただし、丸一日を通して全く胎動の気配がない場合や、痛みを伴うお腹の強い張り・出血が伴う場合は、自己判断で放置せず直ちにかかりつけの産婦人科へ連絡してください。