オープンワールドサバイバルであるマインクラフトにおいて、釣りは序盤から終盤まで貴重な物資をもたらす重要なインフラです。特にエンチャント「宝釣り(Luck of the Sea)」を付与した釣竿を使用すると、エンチャント本、弓、名札、鞍とともに、最初から複合エンチャントが付与された釣竿が「お宝アイテム」として釣り上がります。
しかし、プレイヤーコミュニティの検証データや内部ドロップ率を解析すると、釣り上げられる完成品釣竿の約15〜20%前後の確率で「消滅の呪い」または「束縛の呪い(Curse of Binding)」が付着していることが分かっています。なぜわざわざプレイヤーを落胆させるような呪いが設定されているのでしょうか。
開発元であるMojang Studiosが意図した構造的要因は、「釣りによるインフレ防止とリスク&リワードの均衡」にあります。水辺で放置あるいは半自動で釣りを続けるだけで、最強クラスの「修繕(Mending)」や「耐久力Ⅲ」を備えた神ツールが無制限に手に入ってしまうと、サバイバルの緊張感が瞬く間に崩壊します。そのため、強力な補正効果と引き換えに致命的なリスクを背負わせる「トレードオフの装置」として呪いが組み込まれているのです。
消滅の呪いが発動するトリガーは極めて冷酷です。「所持した状態でプレイヤーが死亡した瞬間、そのアイテムはドロップせずに異次元へと永久消滅する」という仕様になっています。通常であれば死亡地点に戻れば5分間のアイテムデスポーンタイマー内に回収可能ですが、消滅の呪い付きアイテムは地面に落ちることすら許されず、即座にゲームデータから抹消されます。