本田紗来のアイデンティティを語る上で避けて通れないのが、フィギュアスケートとの関係性です。幼少期には全日本ノービス選手権などで表彰台に登り、ジャンプの回転速度や天性の表現力において「兄妹の中で最もスケートの才能がある」と指導者陣からも絶賛されていました。
しかし成長期に伴う体型変化(タノ・ジャンプをはじめとする重心のズレ)や、学業・芸能の多忙化に伴い、一線級の競技会へのエントリー頻度は落ち着きを見せています。ネット上では「スケートをやめたのではないか」という噂も散見されますが、氷から完全に離れたわけではありません。競技選手としての過酷なスコア争いから、姉・真凜が切り拓いたような「アイスショーやエキシビションで観客を魅了するプロフェッショナルな滑り手」へと、そのスタンスを昇華させているのが実情です。
一方、芸能活動においては所属事務所である大手オスカープロモーションの手腕が光ります。同事務所は所属タレントのプライベートとブランディングを極めて慎重にコントロールすることで知られており、紗来についても安易な多露出を避け、価値を高める戦略をとってきました。バラエティ番組でのゲスト出演で見せる機転の利いたトークはもちろんのこと、今後は持ち前のスタイルと表現力を活かしたファッション誌の専属モデルや、地上波連続ドラマへの本格的なレギュラー出演が有力視されています。子役時代の「本田家の紗来ちゃん」から、一本立ちした「女優・本田紗来」としての新たなステップが目前に迫っています。