高速道路を走行中、「ト・ト・トン」という小気味よいタイヤの接地音とわずかな振動を感じてハッとした経験はないだろうか。まさにその瞬間、道路鋲はその最大の使命を果たしている。居眠り運転やスマートフォンへの脇見によって無意識に車線を跨ぎそうになったドライバーを、触覚と聴覚の刺激によって覚醒させる「ランブル効果(振動警告)」だ。
「路面の突起を踏むとタイヤがパンクするのではないか」と不安に思うドライバーもいるかもしれない。だが、現在の安全基準に適合した道路鋲はタイヤのトレッドゴムを傷めない滑らかなドーム形状に研ぎ澄まされている。視界不良の夜道で光を放ち、気の緩んだ瞬間に振動で呼び覚ます。普段は足元で静まり返っている名もなき突起の数々は、私たちが無事故で帰宅することを誰よりも願いながら、今夜も過酷なアスファルトの上で光を灯し続けている。 (出典: 道路 びょう と は(Yahoo!ニュース))
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